この世に住む家とてなく(1969年「汽車が田舎を通るそのとき」)
C Am F C
帰る巣がないさすらうおいら
C Am D G7
街から街へのその日暮し
C Am F C
心休まるところがないのさ
C Am G7 C
この世に住み家がないからよ
スコップを持つがいつもバテちまう
掘った穴こそ数知れないが
もらうは雀の涙金
もうこの世にゃ住み家がありゃしない
西か東か動きがとれぬ
同じ定めの一億人
一億年もか果てもない
もうこの世にゃ住み家がありゃしない
山じゃ穴掘り田んぼじゃ稲刈り
生まれた時から働きずくめ
いまだに楽になるどころか
もうこの世にゃ住み家がありゃしない
六人子供を育てはしたが
今じゃチリチリバラバラさ
熱病にかかり女房は天国へ
もうこの世にゃ住み家がありゃしない
さすらうおいらは見て歩く
広い世間はおかしな所
笑いが止まらないのは金持ちで
貧乏人は涙がかわかない
C Am G7 C
もうこの世にゃ住み家がありゃしない
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