みんなそれぞれ昔ほどヒマそうではなかったが、話題は「最近、何作ってるの?」になる。自分ではすっかり忘れていることも、あっそんなこともあったなぁとみんな良く覚えてるのが驚きである。
解散後、Mさんを家まで送ったついでに書斎兼、キット倉庫にお邪魔する。いまだに一定のペースで作っているのもすごいが、積み上げられたキットは、田舎の模型屋よりも多く、これをオークションで売れば結構な…なんて不埒に考えてしまった。
「無理して作らなくてもいいけど、これあげるから」と、その中から一つ出してきてくれた。ん〜、これ東欧のキットでしょ。いきなりこれ?これに取りかかる前に、タミヤのキットでリハビリしなきゃ、なんてオタクの会話をするやいなや、「んじゃ、その右から三列目の、上から7番目、そうそう。それもあげるから、それから先に作りな。」と、タミヤのキットも男らしく僕によこして、彼はキャスターをくゆらせるのであった。
「先生、彼あたまが痛いって言うんですけど。」
「しょうがないわねぇ、昨日もそれで英語の授業さぼったじゃない。」
「う、うそじゃないんです。」
「薬あげるから、それのんだらすぐ教室に戻るのよ。」
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