2011年7月30日土曜日

密着ルポ

 前からAさんにお願いしていた「農家の仕事」のビデオ撮影を昨日敢行した。
「5時ごろになったらイチゴのハウスにいるから」ということだったので、4時起床。4時40分にはハウス到着。まだ人影が見えなかったので、「勝った!」と思いきや、Aさんが自転車で現れ、「先に田んぼの防除するから、ビデオ撮るんだったらウチの裏から撮って。」ということで、急いで水田の方にまわる。
 Aさん夫婦ふたりで防除の作業が始まる。遠くから見ていた時は、ホースからミスト状のものが出ているんだと思っていたが、粉状のものだった。Aさんたちは「まっ、一応ね。」とマスクをしていたが、こっちは、何もなしで後に続く。だって、毎日のことじゃないし、放射能に比べたら全然怖くない。
 6時から、イチゴの収穫。ハウス3棟分。大きなバット10枚分ほどである。これも夫婦2人の作業。「高設式にして腰が楽になったな」というが、こっちは既に足腰がいたい。ボンボンとってかごに入れるだけかと思っていたが、イチゴの上にイチゴは重ねない。片手に持ったバットの上に「目検討」でサイズ分けしながらきれいに並べていく。イチゴを取る方の手にはゴム手袋。「素手で取るとね、指紋がつくの。買ってきたショートケーキ食べるとき、このイチゴは…ってアラ探ししちゃうもん。」と奥さんが言っていた。作業に集中している邪魔になるかなと思うが質問をしていく。バッテリーには余裕があると思ったのでほとんど撮りっ放し。「このカゴもね。2色の色違いなんだよ。互い違いに重ねて行くとイチゴがぶつからないようになってる。はじめは、100均のカゴ使ってた。」「カゴだけだとイチゴがいたむからスポンジを敷く。でもスポンジのあとがつくから、そのうえに更に、フリースの生地を敷く。タオルはダメね。繊維がついちゃうから。」はぁはぁと相づちをうちながら、教材づくりだということを忘れて楽しくなってきた。
 3棟分の収穫が終わったのは9時。イチゴを畑の横の小屋にしまい、「朝飯くっているから、ちょっと休憩。10時になったらメロンを選果場に持って行くから一緒にイコウ。」という事でいったんお開きになった。この間を利用して、充電器をとりに家に向かう。授業で使うビデオはいいとこ10分ぐらいなもの。ほとんどの映像は使わないのを分かっていながら、録画スイッチを入れっぱなしだった。(つづく)
 

0 件のコメント:

コメントを投稿